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ベッド・マットレスのこと

布団用マットレス徹底ガイド|底付き解消・湿気対策の選び方とおすすめ

公開日:2025.06.22(Sun)

敷布団で寝ている方に向けて、敷布団の下に敷く「布団用マットレス(アンダーマットレス)」について詳しく説明します。薄型のマットレスを一緒に使うことで、床の硬さを感じにくくなり、寒さや湿気への対策もできて、寝心地と清潔さが大きく向上します。一人暮らしの方から高齢者の方、そして家族みんなで使いたい方まで、敷布団での生活をもっと快適にするポイントを見ていきましょう。

敷布団の下にマットレスを敷く理由と効果

布団用マットレス(アンダーマットレス)を敷布団の下に敷く主な理由は、床の硬さを和らげること寒さ・音・湿気への対策です。

長く使った敷布団は薄くなりやすく、床の硬さや冷たさを直接感じてしまいがちです。薄型マットレスを下に敷くことでクッション性が増し、体が床に当たる「底付き感」を軽くできます。例えば、シモンズの薄型マットレスでは細かなバネで体を支え、厚み10cmでも底付き感を感じさせない作りになっています。

また、床から伝わる冷気を遮る効果や、クッション材による防音効果も期待できます。床との間にマットレスを挟むことで、冬場の底冷えを和らげるだけでなく、寝返りや動作による振動・音が床に直接伝わるのを防いでくれます。

さらに湿気対策としても効果があります。敷布団と床の間に空間と湿気を吸う素材を置くことで、湿気がたまりにくくなり、カビ・ダニの発生を予防できます。ただし、マットレスを一緒に使うと空気の通りは悪くなりやすいため、後で説明するような適切な湿気対策やお手入れが大切です。

このように、布団用マットレスには寝心地の改善から清潔さの向上まで多くの良い点があります。特に「今の敷布団が薄くて体が痛い」「床の冷たさで冬に眠れない」という方には、手軽に敷布団の性能を上げられる解決策となるでしょう。

畳とフローリング別:適したマットレスの特徴

敷布団を使う部屋によって、選ぶべきマットレスのタイプや使い方も少し違います。畳の部屋フローリングの部屋それぞれでのポイントを見てみましょう。

畳の上で使う場合

畳の上に直接敷布団を敷いている場合、畳自体がある程度の柔らかさと湿気の調整機能を持っています。そのため畳の上では、薄めで空気の通りが良いマットレスでも底付き感を十分に和らげることができます。高反発ウレタンやファイバー素材の薄型マットレスを敷布団の下に一枚プラスすることで、畳の柔らかさと合わせて快適性が向上します。

畳は湿気を吸いやすい反面、カビも発生しやすいため、空気の通りを重視したマットレスを選ぶと畳を傷めにくくなります。例えばリブ加工やメッシュカバー付きのマットレスなら湿気や熱がたまりにくく、畳と一緒に使ってもカビにくいでしょう。

畳の場合、使用後に布団とマットレスを立てかけて畳を乾燥させる習慣も大切です。軽くて折りたためるマットレスであれば、毎朝の片付けも楽に行えます。高齢の方には特に、軽く扱いやすいマットレスを選ぶことで負担を減らし、畳のお手入れも簡単になるでしょう。

フローリングで使う場合

フローリングの床に直接布団を敷いている場合は、畳に比べて硬さ・冷たさ・湿気への対策がより重要です。床の硬さが直接伝わらないよう、十分な厚みと弾力を持つマットレスを敷くことをおすすめします。一般的に5cm以上の厚みがあれば敷布団と合わせて約10cmとなり、多くの人にとって底付き感が解消できる目安です。特にフローリングは畳よりクッションがないため、体重が重めの方や横向きで寝る方はできるだけ厚め(7~10cm程度)のマットレスが安心です。

冬場のフローリングは底冷えしやすいので、断熱素材を活用した使い方が効果的です。マットレスの下にアルミシートなど断熱シートを一枚敷くと、床からの冷気を遮って暖かさが違います。アルミ蒸着の断熱マットは薄くても保温性が高く、クッション性・防音性も兼ね備えています。

一方、フローリングは湿気の逃げ場がなく結露しがちです。除湿シートをマットレスの下に敷く、またすのこベッドやジョイントマットを下に敷くなどして空気の通り道を作ると、湿気・カビ対策に非常に効果があります。

さらに、フローリングで敷布団を使う場合は床の傷みや汚れにも注意しましょう。マットレスやシートを間に敷くことでフローリングへの直接のこすれや汗の染み込みを防ぎ、床材を守る効果もあります。小さなお子様がいるご家庭では、防水シーツを一番下に敷いておくと万一の寝汗やおねしょ対策にもなります。

薄型マットレスの厚み・素材と選び方のポイント

敷布団と一緒に使うマットレスを選ぶ際には、「厚み」「素材(弾力や空気の通りやすさ)」「扱いやすさ」の観点が重要です。以下のポイントをチェックしてみましょう。

厚みは5~10cm程度が目安

薄型とはいえ厚み5cm以上は欲しいところです。4cm以下では体を支えるには薄く、長期間使うと底付き感を感じやすくなります。敷布団と重ねて合計約10cmになるのが理想で、これにより体重をしっかり分散できます。特に底付きによる腰痛・肩痛を解消したいなら、迷わず厚めを選びましょう。ただし厚すぎると畳みにくくなるため、日中しまう方は折りたたみ可能な範囲で厚みとのバランスを取ります。

硬めで高反発の素材を選ぶ

敷布団の下に敷く目的であれば、高反発ウレタンフォームや硬質マットといった弾力性の高い素材がおすすめです。硬めのマットレスは体が沈み込みすぎず、敷布団と一緒に使ってもへたりにくいメリットがあります。実際、205N(ニュートン)前後の硬さを持つ硬質ウレタンの三つ折りマットレスなどは低価格でも十分な硬さで沈み込みを解消できると評判です。

逆に低反発素材(メモリーフォーム)は柔らかすぎて体が沈み込み、敷布団との併用には向きません。体重の分散という点でも、点で支える高反発の方が効果的だとされています。なお、硬さの感じ方は体格によりますので、「レギュラー」と「ハード」など硬さ違いの商品があれば、自身の好みや体重に合わせて選ぶと良いでしょう。

空気の通りやすい構造か確認

マットレス内部に湿気がたまらないよう、空気の通りやすさも重視します。例えば、ウレタンフォームでもプロファイル加工(でこぼこ形状)で空気層が確保されたものは湿気を逃がしやすい構造です。側地カバーについても、通気性メッシュ生地吸湿・抗菌加工があるとより安心です。

中には丸ごと水洗い可能な樹脂ファイバー製マットレス(例:「エアリーマットレス」など)もあり、汗かきの方や清潔重視の方には適しています。穴あけ加工されたウレタンや、コイルスプリングを使用したマットレスは空気の通りが良くムレにくい傾向があります。寝汗の多い夏場でも快適に使うため、ぜひ素材の通気性に注目してください。

軽くて折り畳み収納できるか

布団を日中片付ける生活なら、マットレスもしまいやすさが大事です。三つ折りタイプやロールアップタイプのマットレスなら、使わないとき省スペースに片付けられます。目安としてシングルサイズで重量5kg以下だと、女性や高齢者でも比較的扱いやすいでしょう。実際、厚さ5cmの高反発三つ折りマットレスなら約2~3kg程度の商品もあり、毎日の上げ下ろしでも負担になりにくいです。

逆にコイルスプリングを内蔵したタイプは重量が10kg以上になるものもありますが、その場合は立てかけるだけでも湿気飛ばしになるため、頻繁に運ぶ必要がない環境なら選択肢に入ります。ご自身の片付けスタイルに合った形状かどうか確認しましょう。

以上のポイントを踏まえ、自分の敷布団や寝室環境にマッチするマットレスを選ぶことで、「敷布団+薄型マットレス」の効果を最大限に引き出せます。

通年使用と冬季専用など季節に応じた使い方

布団用マットレスの活躍場面は一年を通じてありますが、季節によって重視すべき機能が異なります。通年使う場合冬の寒さ対策に特化する場合のポイントを整理します。

通年使用するならオールシーズン対応素材を

一年中敷きっぱなしで使う場合、季節の変化に対応できる素材・構造が理想です。夏にムレず冬に寒すぎないよう、空気の通りやすさと保温性のバランスが良いマットレスを選びます。例えばフランスベッドの「フォールドエアー」のような高密度連続スプリングマットレスは、内部に空気を通しやすく湿気をためにくい構造で、日本の高温多湿な気候に適しています。同時に適度な硬さで体を支えるため、夏も冬も自然な寝姿勢で快適に眠れます。

オールシーズン使う場合でも、シーツや敷きパッドで季節調整すると良いでしょう。夏は接触冷感生地の敷きパッド、冬は保温性のある敷き毛布を敷布団の上に使えば、マットレス自体は通年仕様でも寝床内環境を調節できます。

冬の底冷え対策には断熱マット併用

特に冬の寒さが厳しい環境では、布団用マットレス+断熱シートの組み合わせが効果抜群です。上で説明したアルミ断熱シートや発泡ポリエチレン製の保温マットを、マットレスの下あるいは間に敷くことで、床下からの冷気を遮断できます。厚さ数ミリ~1cm程度のシートでも、「敷くだけで床からの冷気を防ぐ」「熱を逃さず保温する」商品があります。

実際、厚さ8mmほどの断熱マットは保温性はもちろんクッション性・防音性も高く、ホットカーペットの下敷きや省エネ目的にも使える万能マットです。真冬はこうしたアイテムをプラスすることで、薄型マットレスでも底冷えせず暖かい布団環境を作れます。

梅雨・夏の湿気対策を忘れずに

高温多湿の季節には湿気対策が最優先です。空気の通りが良いマットレスを使うのはもちろん、どんな素材でも湿気は多少たまるため、除湿シートやこまめな陰干しでケアしましょう。例えば梅雨時は週に数回、マットレスを壁に立てかけ扇風機の風を当てるだけでも内部の湿気を飛ばせます。

またポリエチレン樹脂など水洗い可能なマットレスなら、夏前と夏後にシャワーで丸洗い&陰干しすることで、汗による臭いやカビの元をリセットできます(商品の取扱説明に従ってください)。季節ごとのお手入れを行うことで、オールシーズン清潔に保てるでしょう。

このように、季節に応じて不足しがちな機能を補えば、布団用マットレスを一年中快適に使いこなせます。通年使える高性能な一枚を選ぶか、冬専用・夏専用を使い分けるかはお好みですが、「冬は断熱」「梅雨~夏は通気と除湿」を意識すると間違いありません。

おすすめ布団用マットレス(亀屋家具取り扱いブランド)

最後に、亀屋家具が取り扱う有名ブランドから、敷布団と一緒に使うのに適したおすすめの薄型マットレスを紹介します。昭和西川(ムアツ)、日本ベッド、シモンズ、フランスベッドといった信頼のブランドから、底付き感対策に優れた商品をピックアップしました。

昭和西川(ムアツ)「ムアツ マットレスパッド」

昭和西川のムアツ布団シリーズから生まれた、厚さ5cmの高反発ウレタンパッドです。独特のでこぼこプロファイル構造で身体を点で支え、敷布団に重ねるだけで理想的な体重分散が得られます。硬さはレギュラーとハードの2タイプ(シングルサイズで180Nと270N)あり、寝心地の好みに合わせて選択可能です。

重さはシングルで約2.4kgと軽量で、使わない時は丸めて付属のバンドで留めコンパクトに収納できます。「敷布団に慣れているが寝心地をもう少し改善したい」という方に最適な一枚で、今お使いの布団に重ねるだけでムアツふとんの快適さをプラスできます。公式通販サイトではシングルサイズ税込¥38,500前後で販売されています。

フランスベッド「フォールドエアー FD-PRE01」

フランスベッドが開発した三つ折りできるスプリングマットレスです。厚さ約11cmながら、独自の高密度連続スプリング「R-one」コイルを内蔵し、ベッドマットレスと布団の良いとこ取りを実現しています。面で身体を支える連続コイルにより沈み込みが少なく自然な寝返りが可能で、床に直接敷いても快適な硬さです。

空気の通りも非常に良く、湿気がたまりにくい構造のためカビの心配も軽減されています。使用しない時は簡単に三つ折りにでき、押入れにも立てて収納可能です。「畳めるコイルマットレス」というユニークな商品で、「布団のように片付けられる本格マットレスが欲しい」という方におすすめです。公式通販サイトではシングルサイズ税込¥60,500前後ですが、性能を考えれば長期投資に値する品質と言えるでしょう。

シモンズ「ポケットコイル薄型マットレス」(スムースフィット等)

ベッドマットレスの名門シモンズにも、敷布団と合わせやすい薄型ポケットコイルマットレスがあります。特に二段ベッド用としても使える厚さ10cm前後のモデル(例:「スムースフィット AB16K10」)は、40mm径の細かなコイルを高密度に配置し、薄型でも体をしっかり支える設計が特徴です。

コイル数が通常の約1.75倍に増えたことで点での支えがきめ細かくなり、大人でも底付き感のない寝心地を実現しています。シモンズならではの耐久性の高いポケットコイルで、長年使ってもヘタりにくく快適性が続くでしょう。折り畳みはできませんが、自立させて陰干しする程度のお手入れで十分です。「折り畳みは不要でも、本格コイルの安心感が欲しい」という方に適した選択肢です。価格はシングルサイズで税込¥60,000台~とやや高めですが、その品質とブランド信頼性を考慮すれば納得できるでしょう。

日本ベッド「シルキーポケット(ソフト)」

日本ベッドは高級ホテルにも採用される国産マットレスメーカーで、基本的に折り畳みできる薄型商品はありません。しかし敷布団派の方がベッドなしで床にマットレスを直敷きして使うケースもあります。その場合、日本ベッドの「シルキーポケット」シリーズなどは、厚み約25cmながら体重分散・耐久性に極めて優れ、布団の上に重ねず単体で寝ても抜群の寝心地を味わえます。

自社開発の超高密度ポケットコイルが1200個以上内蔵され、まさに身体がとろけるようなフィット感と評判です。価格帯は高額になりますが、「将来的にベッドフレームに移行する可能性がある」「妥協なく上質な睡眠を得たい」という方には一考の価値があります。ただし重量も相応にありますので、日々の上げ下ろしには向きません。布団からグレードアップしても布団感覚で寝たい場合の選択肢として、知っておいて損はないでしょう。

以上、各ブランドからおすすめ商品を紹介しました。ご自身のニーズに合った一枚を選び、ぜひ敷布団生活の快適さをワンランクアップさせてください。

床材別・利用者タイプ別の上手な使い方

最後に、床材の種類や利用者のタイプごとに、布団用マットレスの効果的な使い方をまとめます。

フローリング×一人暮らし

ワンルームなどで布団を敷きっぱなしにしがちな方は、すのこマット+三つ折りマットレスの組み合わせがおすすめです。すのこで空気の通りを確保しつつ、硬質ウレタンの三つ折りマットレスを敷けば、簡単に湿気対策と底付き防止ができます。仕事で忙しい一人暮らしの方でも、朝起きてマットレスを二つ折りにして壁に立てかけるだけでOKです。軽量タイプを選べば布団干し感覚で扱えます。

フローリング×ファミリー(子供)

小さなお子様がいるご家庭では、防水シーツ+洗えるマットレスで清潔・安心に使いましょう。例えばエアリーマットレスのような丸洗い可能なマットレスなら、ジュースをこぼしたりおねしょがあっても洗浄できます。防音効果もある程度期待できるので、マンションでも子供が布団の上で跳ねる音を和らげてくれます。子供の成長に合わせて硬さを選べる2層構造マットレスなども検討すると良いでしょう。

畳×高齢者

お年寄りが畳で布団を使う場合、軽くて取り扱いしやすいマットレスが第一です。三つ折りでも重いと上げ下ろしが負担になるため、厚さ5~6cm程度・重量3kg前後の高反発マットレスが適しています。畳は柔らかいので極厚でなくとも底付きしにくく、空気の通りが良いものであれば畳との相乗効果で快適さが増します。日中は布団と一緒にマットレスも壁に立てかけ、畳を乾燥させる習慣をつけましょう。

畳×大家族

家族みんなで続けて布団を敷くような場合、調湿シートの活用がポイントです。人数が多いほど湿気もたまりやすいので、布団とマットレスの間に除湿シートを敷いておけば、畳への湿気移行をかなり軽減できます。またマットレスは各自分かりやすいよう色違いや名前タグを付け、毎朝風通しの良い場所に立てかけるなど家族で協力してカビ対策をしましょう。

このように、住環境や家族構成に合わせて使い方を工夫すれば、布団用マットレスはより効果を発揮します。床の冷えや硬さ、湿気といった課題に合わせて最適な組み合わせを見つけ、快適な敷布団ライフを送りましょう。

本ブログの記事はAIによる作成です。亀屋家具が運営する当ブログでは、ベッドをはじめとした様々なインテリアに関する情報を提供しております。記事内容の正確性と有用性を重視しながら、最新のトレンドや実用的なアドバイスをお届けしています。皆様の快適な住空間づくりのお手伝いができれば幸いです。

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